【金彩とは】

金彩は金加工とも呼ばれ、室町時代の襖絵や屏風絵に用いられ、呉服では友禅染を引き立たせ、より華やかに表現するために、金や銀の箔または、金属粉を使って加飾する技術です。
金彩の金や銀の色合いも多色で、技法も振り箔や切箔など多種多様です。
(金箔・銀箔・真鍮箔・アルミ箔 螺鈿 胡粉や顔料などを使用)
この金箔という名称は、昭和46年ごろから広く使われるようになったもので、それ以前は「印金」と呼ばれていました。
現代では、着物や帯や屏風などに限らず、インテリアなどに多用されています。

■金くくり技法⇒「金線描き」「筒描き」とも呼ばれ、模様の糸目の部分を金線でくくっていく技法。

■糸目箔技法⇒細かく切った箔を貼り付けて金線を表現する方法で、金くくりより光沢が良くなる。

■砂子技法⇒蒔絵のような表現に適した技法で、その名の通り箔をこまかく砂子状にして振り落とすので「振り金砂子」とも呼ばれる。

■押し箔技法⇒「ベタ箔」と呼ばれ加工する部分全体に箔や砂子を施す方法。

■摺箔技法⇒金彩のなかで代表的な技法で「型押し」「小紋押し」とも呼ばれる。桃山時代から江戸前期にかけて多くの衣裳がこの技法でつくられたという、最も古い歴史がある。

■切箔・野毛技法⇒一枚の箔を、さまざまな形に切断して生地に接着して行く技法。

■もみ箔技法⇒ろうけつ染の亀裂のような表現を、金彩で行う技法。真綿をくもの巣状に引っぱり、この形が表現される。

■たたき技法⇒砂子よりも粗く、力強い表現が可能。スポンジ、剛毛、筆などでたたくように施す。

■すりはがし技法⇒「箔はがし技法」とも呼ばれる。押し箔加工をした後、箔面をすりはがしていく技法。

■盛り上げ技法⇒一定の厚みをもって、刺繍のように盛り上がりのある立体感を表現する技法。室町、桃山時代の襖絵や屏風絵などの用いられる。

・銀台高砂箔 → Ag 銀箔を使用し蒸着法で染料着色して金色に仕上げる
・虹彩箔   → 銀箔を変色させ着色して色を出す→純金色 中金色 青貝色 青竹色 朱色その他

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